ハッセルブラッドの使い方 第01回 ―はじめに―

「ハッセルブラッドの使い方」第01回目の更新です。このサイトでは殆どハッセルで撮影した写真を掲載していませんし、必要な方がどれくらいいるかはわかりませんがHasselblad(以降ハッセル)の使い方を知る限りで書いてみようと思います。
前から「書く書く」とは言ってたものの結局年を越してしまいました。今日2009年1月1日が木曜日なので今後10週間にわたり全10回、連載として毎週木曜日の0時に更新していきます。
このマニュアルを書くにあたっていろいろなステップを写真に撮りましたが、実はその過程で私の500C/Mの調子が悪くなってしまいました。某カメラサービスさんに修理してもらわないと撮れない状況です。
さて、まずは基本的なハッセルの説明から載せていきます。順を追って更新していきますので使い方だけが読みたい方はもう少し待ってください。後の更新では故障の原因にもなり得るご操作を防止する「お作法」についても書きますので大切なところをうっかり読み飛ばさないように気をつけてください。説明が下手なのでわからなければいつでもコメントをいただければできる限りお答えします。

○ハッセルブラッドの使い方 ―Hasselblad(ハッセルブラッド)とは―

Hasselblad 500C/M ハッセルブラッドの使い方

Hasselblad 500C/M ハッセルブラッドの使い方 Hasselblad 500C/M

一般的にハッセルと呼ばれているカメラは、簡単に言うとHasselblad社という会社が製造している一眼レフカメラです。中判(普通より大きなフィルム)で正方形(6cm x 6cm)の写真が撮れるフィルムカメラです。つまり通常のフィルムよりも面が大きいため紙に印画した際に引き伸ばし率が低く、より高画質な写真になります。さらに写真がスクウェアフォーマット(正方形)なので縦位置で撮っても横位置で撮ってもかわりはありません。このカメラはCarl Zeiss社製のレンズが使えるのですごく鮮明な写真が撮れます。Hasselblad社のカタログにも当時の写真が掲載されていますがNASAのアポロ計画で宇宙飛行士が月面を撮影したのもハッセルであり、さらにその様子を撮影したカメラもハッセルです(たぶん)

参考:以前投稿した中にもいくつかハッセルで撮影したものがあります。

sunset point

碓氷川水源

Arc de triomphe de l’Etoile(凱旋門)
Musicien

500C/MはHASSELBLAD V systemという規格に属します。下の写真のようにばらばらのパーツを組み合わせ、撮影の目的にあわせて最適な構成に組み換えることができるシステムになっています。
Hasselblad 500C/Mはスウェーデン製のアルミ合金一体成型ボディのフルマニュアルメカニカルカメラで中判カメラの代表格です。Hassel用に設計されたドイツのCarl Zeiss社製高解像度レンズが使用できます。1957年頃から基本構造がほとんど変わっていないので50年以上前のレンズやアクセサリー類と互換性があるのが大きな特徴です。それ以前のモデルは形が似ていたりしますが仕様が定まっておらず互換性がなかったりします。カメラとしては少し変わった形をしていますが、レンズを通してファインダーへ生の像を送るのでこれも一種の一眼レフカメラです。

Hasselblad 500C/M ハッセルブラッドの使い方

こんなかんじでばらばらになる


参考:Hasselblad オフィシャルサイト:http://www.hasselblad.jp/

ハッセルは大きく4つのシリーズに分けられます。(FUJIFILMと共同開発のHシステムは省略)

・レンズシャッター式の500シリーズ
・フォーカルプレーンシャッター式の200シリーズ
・超広角レンズのBiogon 4.5/38を搭載したSWシリーズ
・シフトなどの可能なテクニカルカメラ FlexBody(96年)とArcBody(98年)

参考:ハッセルブラッドのカメラ製品一覧(Wikipedia)

ハッセルの使い方は各シリーズでだいたい似ています。今回の説明で使うのは70年~88年頃に現役だった500C/Mです。これはレンズシャッター式の500シリーズに該当します。ファインダースクリーンの交換を可能にした500Cのマイナーチェンジです。機械式レンズシャッターで制御範囲はbulb・1sec~1/500secです。

次回、第02回は各部の細かな説明を掲載します。

ハッセルブラッドの使い方 第01回 ―はじめに―
ハッセルブラッドの使い方 第02回 ―各部の説明―
ハッセルブラッドの使い方 第03回 ―お作法―
ハッセルブラッドの使い方 第04回 ―各パーツのセット―
ハッセルブラッドの使い方 第05回 ―各部の名称―
ハッセルブラッドの使い方 第06回 ―フィルムの装填―
ハッセルブラッドの使い方 第07回 ―シャッターチャージ―
ハッセルブラッドの使い方 第08回 ―撮影(レリーズ)―
ハッセルブラッドの使い方 第09回 ―フィルムの巻き上げ―
ハッセルブラッドの使い方 第10回 ―製造年の確認―

Posted : 2009-01-01 | Category : ハッセルブラッドの使い方 | | No Comments »

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