ハッセルブラッドの使い方 第06回 ―フィルムの装填―

「ハッセルブラッドの使い方」の第06回ではフィルムの装填手順を説明します。慣れれば簡単ですが、これが一番ややこしく感じるかもしれません。できるだけ写真をたくさん使って解説します。

<<フィルムマガジンの操作>>
フィルムマガジンを後ろから見て左側にあるロールホルダーキーを起こして反時計回りにまわします。

ロールホルダーキーを起こす

ロールホルダーキーを起こす

ロールホルダーキーを左に回す

ロールホルダーキーを左に回す

これでロックが外れ、中身が引き抜けます。カウンターをリセットするにはホルダーを少し抜き出し、またすぐに押し込んでロールホルダーキーを時計回りにまわしてロックします。
ホルダーを少し抜き出す

ホルダーを少し抜き出す

フィルムカウンターが「0」を示す

フィルムカウンターが「0」を示す

そうするとフィルムマガジンの右側にあるフィルムカウンターが「0」を示します。この「0」の表示はフィルムホルダーを抜いた時だけです。フィルムの装填が完了して撮影可能な状態になっている時の表示は「1」になっています。このカウンターは撮影を追うごとに12までカウントアップするカウンターです。フィルムマガジンの仕様も様々で、同じ型番でも違う仕様のものもあります。
撮影可能な状態になっている時の表示は「1」

撮影可能な状態になっている時の表示は「1」

カウンターと連動してロールホルダーキーの中心にフィルム使用状況を表すインジケータが付いているものもあります。この写真のタイプはインジケータありのもので、フィルムが最後まで巻き上がるとこの部分が完全に赤に変わります。
フィルムの使用状況を表すインジケータ

フィルムの使用状況を表すインジケータ

<<フィルムの装填>>
上記のフィルムマガジンの操作を踏まえてフィルムの装填手順に移ります。フィルムの装填は直射日光のあたる場所や照明の下などの明るい場所ではやらないでください。ブローニーはフィルムにパトローネ(金属製の筒)がありませんので誤って露光してしまうことがあります。作業は出来る限り暗い場所でやりましょう。

1)まずロールホルダーキーを起こして反時計回りにまわし、完全に引き出してください。

完全に引き出す

完全に引き出す


2)左側の巻き取りノブを少し持ち上げて(コスト削減が始まる前のフィルムマガジンは、スプールクランプバーにヒンジが付いていて巻き取りノブが完全に起き上がります)、空のスプールをセットします。※空のスプールが既にセットされていればそのままそれを使用します。
空のスプールをセットする

空のスプールをセットする


3)新しいフィルムの封印を切って右側にセットします。このときに紙の黒い面が上を向くようにしてください。
封印を切って右側にセット

封印を切って右側にセット


4)フィルムの先端を引っぱってきてそのまま裏側へもっていきます。
先端を引っぱって裏側へ

先端を引っぱって裏側へ


5)ロールホルダーキーを時計回りにまわして水平にします。フィルムマガジン裏側の銀色のフィルムクランプが少し浮きます。下の写真のように、リーダーペーパーをフィルムクランプの下へ挟むように通します。こうしないとフィルムが緩んでフォーカスが合いません。
銀色のフィルムクランプが少し浮く

銀色のフィルムクランプが少し浮く


6)ロールホルダーキーを反時計方向に回し、フィルムクランプを締めてリーダーペーパーを抑えます。
フィルムクランプを締めてリーダーペーパーを抑える

フィルムクランプを締めてリーダーペーパーを抑える


7)リーダーペーパーの先端を空の巻き取りスプールの溝に挿して巻き込み、抜けないことを確認します。
先端を空の巻き取りスプールの溝に挿す
先端を空の巻き取りスプールの溝に挿す

先端を空の巻き取りスプールの溝に挿す


8)フィルムの先端が抜けないようにしっかり指で抑えながら巻き取りノブを時計方向へ回して少しずつフィルムを巻きます。
少しずつフィルムを巻く

少しずつフィルムを巻く


9)リーダーペーパーに印刷された“START”の表記が出てきたら矢印をスプールクランプバーの赤い三角印に合わせます。(“START”と表記されていないフィルムもあります。)
矢印を三角印に合わせる

矢印を三角印に合わせる


10)ロールホルダーキーを持ってロールホルダーをフィルムマガジンに奥までしっかり納めてしっかり咬み合ったら、ロールホルダーキーを時計回りにまわして水平にしロックして倒します。
ロールホルダーを納める

ロールホルダーを納める


11)フィルムマガジンを後ろから見て右側にあるフィルム巻上げクランクを起こして時計方向に10回ほど止まるまで巻きます。
時計方向に止まるまで巻く

時計方向に止まるまで巻く


12)フィルムカウンターの表示が前述した「1」になっていて、フィルムシグナルが「白」になっていれば無事にフィルム装填が完了しています。
フィルムカウンターの表示

フィルムカウンターの表示


13)どこかに引っ掛けるなどしてうっかりフィルムを巻いてしまわないようフィルム巻上げクランクは反時計まわりに水平になるまで戻して畳んでおきます。反時計まわりに回す分には大丈夫です。
フィルム巻上げクランクを畳んでおく

フィルム巻上げクランクを畳んでおく

この作業も慣れると楽に行えるはずです。次回、第07回はシャッターチャージの説明です。

ハッセルブラッドの使い方 第01回 ―はじめに―
ハッセルブラッドの使い方 第02回 ―各部の説明―
ハッセルブラッドの使い方 第03回 ―お作法―
ハッセルブラッドの使い方 第04回 ―各パーツのセット―
ハッセルブラッドの使い方 第05回 ―各部の名称―
ハッセルブラッドの使い方 第06回 ―フィルムの装填―
ハッセルブラッドの使い方 第07回 ―シャッターチャージ―
ハッセルブラッドの使い方 第08回 ―撮影(レリーズ)―
ハッセルブラッドの使い方 第09回 ―フィルムの巻き上げ―
ハッセルブラッドの使い方 第10回 ―製造年の確認―

Posted : 2009-02-05 | Category : ハッセルブラッドの使い方 | | No Comments »

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