ハッセルブラッドの使い方 第02回 ―各部の説明―

「ハッセルブラッドの使い方」の第02回は今後のハッセルブラッドの使い方の説明に出てくるハッセルのパーツについて各部の説明をします。

○レンズ
レンズにはCシリーズ、Fシリーズ、F-TCCシリーズ、FEシリーズ、CFシリーズ、CFEシリーズ、CBシリーズ、CFiシリーズ・・・などがありますが、型番がCで始まるものであれば基本的にすべてHasselblad 500C/Mで使えます。

HASSELBLAD CarlZeiss Planner CF T* 2.8/80mm

HASSELBLAD CarlZeiss Planner CF T* 2.8/80mm

今回使用するのはハッセルの標準レンズとされているCF Planar 2.8/80です。35mmカメラの標準域は50mm~70mmが一般的ですがハッセルは35mmよりもフィルムサイズの大きな中判カメラですので、標準域がだいたい75mm~105mm程になります。

○ボディ

Hasselblad 500C/M body

Hasselblad 500C/M body

Hasselblad 500C/Mの本体です。ハッセルはレンズシャッター式一眼レフカメラですのでシャッターはレンズ側に付いています。ボディにはバックシャッターというものがあり、これを押すと「シュボッ」というハッセル独特のシャッター音がします。これはバックシャッターとミラーが開閉する際の稼働音です。このバックシャッターに連動してレンズ側のシャッターが切れるわけですが、ためしにレンズシャッターだけを切る(レンズの中にある連動用のパーツを回して切ります)と静かに「シッ」という音がします。

○フィルムマガジン

Hasselblad A12

Hasselblad A12

ハッセルのフィルムマガジンは多彩で、使用するフィルムによってマガジンを使い分けます。一般的には下記のようなものが出回っていますが、その他にもかなり種類があります。フィルムマガジンを複数用意すればカラーネガ、カラーポジ、モノクロ等を予め装填しておき、付け変えて撮影を進めることも可能です。

・120用(A12、E12、E12CCなど)
・220用(A24、E24など)
・645フォーマット(A16、E16など)
・70mm用・インスタントフィルム用(ポラパック)

型番がAで始まるタイプにはボディと同じくchromeとblackの二色があり、金属部分の表面加工が違います。645(6×45)など6×6ではない別のフォーマットで撮影するために使用するフォーマットマスクも存在します。今回使用するのは一般的に良く使われているブローニー120用で12枚撮りのA12マガジンです。

○ファインダー

Hasselblad Waist Level Finder

Hasselblad Waist Level Finder(折畳式ウェストレベルファインダー)

Hasselblad Metered Prismfinder PME51

Hasselblad Metered Prismfinder PME51(プリズムファインダーPME51)

ファインダーも多彩です。

・標準装備の折畳式ウェストレベルファインダー
・高倍率のウェストレベルファインダー(HM2、RMfx)
・視覚45度のプリズムファインダー(PM45、PME45、PME51)
・視覚90度(アイレベル)のプリズムファインダー(PM90、PME90)

などが一般的に知られていて、この内型番にEの文字が入っているものがTTL露出計を内蔵した露出計付きのファインダーです。今回は標準装備の折畳式ウェストレベルファインダーで説明をしますが、希望が多数あった場合は追ってTTL露出計が内蔵された視覚45度のプリズムファインダー、PME51の説明も追加することにします。

ハッセルはこれらの4つのパーツ(レンズ・ボディ・フィルムマガジン・ファインダー)のセットを組み合わせて撮影できる状態になります。大まかな撮影の流れはいたってシンプルで、フィルムを装填し巻き上げてシャッターを切るだけという通常使われるカメラと大差無いものです。ハッセルはカラクリで動くフルメカニカルカメラなので、この状態で使う限りは電池を入れる必要もありません。TTL露出計が内蔵されたPME51やワインダーCW(503CW用ワインダーグリップ)などのオプションを使う場合は各パーツに電池を使用します。用途や撮影環境に合わせてパーツの構成を変えることで使い方も変わってきます。今回は私の手持ちの機材で説明しますのでごく一般的な使用方法の説明をしていきます。

○フィルム

brownie 120 film

brownie 120 film

最後に肝心のフィルムですが、中盤のカメラですので通常よく目にする135(35mmフィルム)ではなく、ブローニーフィルム(120、もしくは220)を使います。135(35mmフィルム)よりも以前から使われているパトローネ(金属製のケース)に入っていないプラスチック製のスプールに巻かれたタイプのフィルムです。ハッセルは6×6判(縦横6cm)で撮影するのでブローニーフィルムの120を使用すれば12枚撮影できます。専用のマガジンを使って220を使用する場合はその倍の長さになりますので24枚撮りということになります。

次回、第03回は「お作法」についてです。

ハッセルブラッドの使い方 第01回 ―はじめに―
ハッセルブラッドの使い方 第02回 ―各部の説明―
ハッセルブラッドの使い方 第03回 ―お作法―
ハッセルブラッドの使い方 第04回 ―各パーツのセット―
ハッセルブラッドの使い方 第05回 ―各部の名称―
ハッセルブラッドの使い方 第06回 ―フィルムの装填―
ハッセルブラッドの使い方 第07回 ―シャッターチャージ―
ハッセルブラッドの使い方 第08回 ―撮影(レリーズ)―
ハッセルブラッドの使い方 第09回 ―フィルムの巻き上げ―
ハッセルブラッドの使い方 第10回 ―製造年の確認―

Posted : 2009-01-08 | Category : ハッセルブラッドの使い方 | | No Comments »

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