ハッセルブラッドの使い方 第08回 ―撮影(レリーズ)―

「ハッセルブラッドの使い方」の第08回は撮影(レリーズ)についての説明です。第07回まででレリーズの準備は整いました。あとは構えて構図を決めて絞り値とシャッタースピードを合わせ、ピントをあわせたらシャッターを切るだけです。

○ウェストレベルファインダーの開閉
500C/Mに標準で装備されているウェストレベルファインダーはフォーカシングフード形式です。フードの後部を上に持ち上げるように開くと折り畳まれたフードが跳ね上がって広がります。またその際、バネの力で勢いよく開くので少し手で押さえて勢いを緩めると壊れにくいです。少し古い時代に製造されたウェストレベルファインダーでは丸い開閉ボタンが着いている場合もあります。その場合はボタンを右にスライドさせるとフードが開きます。すぐ後ろのフィルムマガジン着脱ボタンと似ているので間違わないようにしましょう。

ウェストレベルファインダーの開閉

ウェストレベルファインダーの開閉

○レンズキャップを外す

レンズキャップを外す

レンズキャップを外す

○ファインダーを覗く
このファインダーはカメラを腰の位置で構えることからウエストレベルファインダーと呼ばれています。真上から覗き込むとファイダー内に像が写っているのが見えます。プリズムが無いため左右逆の像が見えるはずです。

ファインダー像

ファインダー像

○ファインダー像を拡大する
フォーカシングフードの蓋の裏にはレバーがあり、これを右へ少しスライドさせるとルーペが出てきます。

ウェストレベルファインダーのルーペ

ウェストレベルファインダーのルーペ

フォーカスが合いにくい場合はルーペで拡大して合わせてください。ルーペを使うとファインダー像が4.5倍になります。ルーペを使用する際には覗き込めるくらいの高さまでカメラを持ち上げて使用します。

○測光する
Hasselblad 500C/Mには露出計がありません。カメラ自体で測光ができないため露出計を使います。通常のネガフィルムを使用するのであればある程度の感で絞り値やシャッタースピードを決めても十分です。ノブメータ(Silicon Photodiodeを使った露出計付き巻き上げノブ)やTTL露出計が内蔵されたPMEシリーズなどのプリズムファインダーを使用する方法もあります。

○絞りとシャッタースピードを設定する
測光した値をレンズの絞りとシャッタースピードへ反映します。

絞りとシャッタースピードを設定

絞りとシャッタースピードを設定


○フォーカス
ウェストレベルファインダーを覗いてフォーカスを合わせます。

○レリーズ
ボディ前面の右下にある銀色のボタンを押すとシャッターが切れます。

レリーズ

レリーズ


「シュボッ」という音とともにレリーズされます。
レリーズ後はフィルムシグナルとシャッターチャージシグナルが両方とも「赤」に変わります。
レリーズ後のシャッターチャージシグナル

レリーズ後のシャッターチャージシグナル

再度ボディ側面にある巻き上げノブを時計回りに回してシャッターをチャージしてシグナルを両方「白」にします。これを撮影可能枚数の分だけ繰り返して撮影を行います。

巻き上げ

巻き上げ


レンズのシャッタースピードリングにオレンジ色で表記された数値(EV値)でスローシャッターを使用する場合はシャッターボタンをその時間内押し続けてください。途中ではなしてしまうとミラーが上がってしまいちゃんと露光されません。
EV値の表記

EV値の表記

全部撮り終えたらフィルムを取り出しましょう。次回、第09回で説明します。

ハッセルブラッドの使い方 第01回 ―はじめに―
ハッセルブラッドの使い方 第02回 ―各部の説明―
ハッセルブラッドの使い方 第03回 ―お作法―
ハッセルブラッドの使い方 第04回 ―各パーツのセット―
ハッセルブラッドの使い方 第05回 ―各部の名称―
ハッセルブラッドの使い方 第06回 ―フィルムの装填―
ハッセルブラッドの使い方 第07回 ―シャッターチャージ―
ハッセルブラッドの使い方 第08回 ―撮影(レリーズ)―
ハッセルブラッドの使い方 第09回 ―フィルムの巻き上げ―
ハッセルブラッドの使い方 第10回 ―製造年の確認―

Posted : 2009-02-19 | Category : ハッセルブラッドの使い方 | | No Comments »

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